マガジンのカバー画像

活用12事業 事業概要まとめ

14
観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された"事業概要"記事をまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

来訪意欲を増進させる12の観光DX事業

 オンライン技術の発展は、各地の観光産業を大きくアップデートさせる可能性を秘めています。そこで観光庁では観光業界のDX化を推し進めるために、先だって観光DXに取り組む事業を公募しました。別掲の「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」の5事業に加えて、「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」(以下「活用事業」という。)として、12事業を選定しています。  コロナ禍で停滞を余儀なくされている観光業界ですが、だからこそ

観光DX成果報告会まとめ――デジタル技術を活用した理想の観光業のあり方を目指して

 長期化するコロナ禍の影響により、観光業界はまだまだ厳しい状況に置かれています。そこで観光庁では、次の時代を見据えて各地の観光事業を盛り上げていくために、観光×DXの取組を進めています。 具体的に令和3年度は、「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」を5事業、そして「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」を12事業、計17の実証事業を行い、新たな観光モデルの構築や観光地経営の改善に取り組んできました。  こ

全国の“美味しい体験”を届けるオンラインプラットフォームを開設

 地域の観光コンテンツをオンラインで届ける取組が各地で活発化しています。しかし、コンテンツの有償販売に対するハードルはまだまだ高く、継続的に収益を得るためにはさらなる工夫が必要です。  そこで、“食”を切り口としたオンライン体験を提供するプラットフォームを構築しようというのが、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「オンライン技術を活用した『日本全国の美味しい体験』プラットフォーム構築による来訪意欲促進実証事業」です。  事業を運営す

日本のものづくりを海外でPR!リアル/オンライン連動型クラフトイベントを開催

 ものづくり大国と言われる日本は、伝統的な技術や文化を伝える工房や産業が全国に多数存在しています。しかし、インバウンド観光客にも絶大な人気を博したこれらの産地は、やはりコロナ禍によって低迷しています。  そこで、それらの伝統的な技術・文化を観光資源として、リアルとオンラインを連動したクラフトツーリズムをPRしようというのが、今回、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「LOCAL CRAFT JAPAN - 地域を立体的にPRするリアル

北海道の魅力をオンラインで満喫できる“新体験型バーチャルトラベル”とは

 北海道は日本有数のインバウンド観光地として賑わう地域です。しかし、コロナ禍によりインバウンドはおろか国内需要すらも停滞する昨今、あらためて地域が持つ魅力を広く発信するために、オンラインによるバーチャルツアーが計画されています。  それが今回、観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「北海道におけるインバウンド観光DX化実証事業 -オンラインツアーと仮想空間(VR)の融合による『新体験型バーチャルトラベル』創出」プロジェクトです。

ねぶただけじゃない! 青森の個性豊かな祭事をオンラインで配信

 青森県の夏の風物詩といえばねぶた祭り。ところが折しものコロナ禍により、ねぶた祭りは2年連続で中止に追い込まれ、県内外の多くの人々を落胆させました。  そこで今年7月18日と、30日から8月1日にかけ、青森県内観光団体や大手旅行会社等23団体からなる「青森オンライン魅力発信協議会」主導の下、青森県内の主要な夏まつりがオンラインで体験できる「オンライン青森夏まつり2021」が実施されました。  実はこれも、観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」

東京下町・奥浅草に脈々と根付く「花街」の文化をオンラインツアーで体験

 お座敷遊びといえば京都のイメージが先行しますが、東京の下町、奥浅草と呼ばれるエリアにも花街が現存しています。しかし、浅草寺から徒歩1分という好立地ながら、来街者は減少の一途。更にコロナ禍によるインバウンド需要の停滞が追い打ちをかけ、東京の花街は衰退の危機に晒されています。  そこでデジタル技術の活用によって花街に活況を取り戻そうという取組が、今回、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「浅草芸者とめぐる東京下町とお座敷遊び体験オンライ

岐阜県高山市の街がRPGに! ゲーム空間とリアルの融合で地域の魅力を発信

 重要伝統的建造物群保存地区に指定される通称「古い町並」や、江戸幕府の行政拠点「高山陣屋」など、古い文化を色濃く残す岐阜県高山市は、1年を通じて国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。  しかし、観光区域外にはなかなか誘客できず、インバウンド層のさらなる底上げと共に、新しい顧客層の獲得が喫緊の課題とされてきました。  そこで今回、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「魅力再発見PROJECT たかやまくえすと ~そして今くる

知多半島と日間賀島・篠島が織りなす愛知県南知多町の“島時間”を、オンラインツアーで体験!

 海水浴や温泉、海の幸を目当てに、東海圏から多くの観光客が訪れる南知多エリア。しかしコロナ禍の影響は大きく、今夏の観光客は例年の半数にあたる約15万人にとどまるなど、苦境を強いられています。  更にはアフターコロナにおいても団体旅行の敬遠傾向が予測され、今後は東京・大阪等ほかの都市圏や、FIT客(個人手配の海外旅行者)の来訪意欲を増進する魅力的なコンテンツの造成が急務。そこで今回、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択されたのが、「南知多・と

高度経済成長期から受け継がれる、大阪・味園ユニバースビルの魅力を、バーチャル空間にて発信!

 大阪ミナミ・千日前エリアのディープスポットとして知られる「味園ユニバースビル」は、施設内に大型キャバレー等を擁し、高度成長期から今日に至るまで脈々と大衆芸能文化を発信しつづけてきました。  しかし、味園ユニバースビルを中心とした周辺エリアも、長引くコロナ禍により飲食店は大きな影響を受け、また、文化発信の機会も減少しています。そこで、海外からも注目される味園ユニバースビルをXR技術によってオンライン上で再現し、その文化と歴史を広く発信しようという取組が進められています。

現代版「里見八犬伝」で、鳥取県倉吉市を新たなポップカルチャーの聖地に

 江戸時代から明治時代にかけて建築された白壁土蔵群をはじめ、江戸情緒を色濃く残した街並が重要伝統的建造物群保存地区に選定される一方、近年ではポップカルチャーを活用したまちづくりを推進している鳥取県倉吉市。  今回、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「現代版『里見八犬伝』倉吉のまちを巡るバーチャルオンラインツアー」では、「里見八犬伝」のオリジナルストーリーを元に、キャラクター化された八犬士が倉吉の魅力を紹介するプロジェクトに取り組んで

3つのオンラインコンテンツで瀬戸内市を「日本刀の聖地」に!

「日本刀の聖地」として認知を広げ、ブランドを確立するために尽力してきた岡山県瀬戸内市。昨年には上杉謙信ゆかりの名刀「山鳥毛」を、地域の「備前長船刀剣博物館」に所蔵しようとスタートさせたクラウドファンディングの成功が大きな話題を呼びました。  そこで今回、観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択されたのが、株式会社日本旅行を中心に瀬戸内市も加わって実施される「日本刀の聖地・瀬戸内市 オンライン文化振興オーナー育成プロジェクト」です。  刀剣

クラフトビールをきっかけに! 愛媛県の観光需要の創出を目指す

 日本各地で“地ビール”ブームが巻き起こったのは今から四半世紀以上も前のこと。当初は地域のお土産品として話題を集めた地ビールは、時を経て「クラフトビール」と呼称を変え、新たな市場と産業を切り開こうとしています。  そこで、愛媛県の素材を生かしたオリジナルのクラフトビールを軸に観光客にアプローチしようというのが、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「愛媛クラフトビールツーリズム」事業です。  クラフトビールとブルワリー(醸造所)を観光

旅をあきらめない! 分身ロボットで行くバリアフリーアドベンチャーツアー

 太平洋に面した高知県は、歴史や食文化に高い関心が集まる一方で、その豊かな自然を生かした観光コンテンツが人気を博してきました。しかし、アクティビティの要素を含む観光コンテンツは、どうしても利用者が制限される側面があります。そこで地域の魅力をより幅広い層に訴求するため、高知県ではかねてよりバリアフリー観光の促進に努めてきました。  今回、観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「~オンライン分身ロボット『OriHime(オリヒメ)』で旅