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活用12事業 事業レポートまとめ

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観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された"事業レポート"記事をまとめています。
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記事一覧

観光DX成果報告会まとめ――デジタル技術を活用した理想の観光業のあり方を目指して

 長期化するコロナ禍の影響により、観光業界はまだまだ厳しい状況に置かれています。そこで観光庁では、次の時代を見据えて各地の観光事業を盛り上げていくために、観光×DXの取組を進めています。 具体的に令和3年度は、「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」を5事業、そして「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」を12事業、計17の実証事業を行い、新たな観光モデルの構築や観光地経営の改善に取り組んできました。  こ

〈事業レポート〉北海道の魅力を仮想空間で体験! 新体験型バーチャルトラベル

 北海道の観光コンテンツをオンライン上で再現し、バーチャルツアーを通して海外の潜在顧客にアピールしようというのが、「北海道におけるインバウンド観光DX化実証事業 -オンラインツアーと仮想空間(VR)の融合による『新体験型バーチャルトラベル』創出」プロジェクトです。  観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」の採択事業の一つであるこの取組は、アフターコロナを見据え、新たな北海道のファンを育むことを目的としています。代表団体の北海道バーチャルトラベル

〈事業レポート〉日本刀の歴史と魅力に触れる瀬戸内市のオンラインツアー

「日本刀の聖地」として注目を集めている岡山県瀬戸内市。これまでも日本刀制作過程の動画コンテンツや、名刀「大般若長光」の写し刀をオンラインツアーで披露するなど、刀剣ファンに向け、さまざまな取組を行ってきました。  今回、観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「日本刀の聖地・瀬戸内市 オンライン文化振興オーナー育成プロジェクト」でもまた、名刀「山鳥毛」の特別公開を含む2度のオンラインツアーを実施し、大きな反響を得ました。  取組で得ら

〈事業レポート〉日本のものづくりを海外へ発信するローカルクラフトツーリズム

 日本の伝統的なものづくり産地を、地域の魅力と合わせて海外に発信しようと取り組んでいるのが、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「LOCAL CRAFT JAPAN - 地域を立体的にPRするリアル/オンライン連動型クラフトイベントからのインバウンド誘客スキームの確立」事業です。  具体的には、国内各地の工房と海外をオンラインでつなぎ、伝統工芸に関する知識や、職人との交流の機会を提供するワークショップを通し、インバウンド需要の喚起を目

〈事業レポート〉南知多エリアの魅力と“島時間”をオンラインで体験!

 風光明媚なロケーションと海の幸に恵まれた愛知県・知多半島。その南端から日間賀島、篠島を含めた南知多エリアにおいて、地域の魅力を伝えるオンラインツアーが実施されました。  これは観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「南知多・とっておきの“島時間”で来訪意欲を増進するオンライン活用事業」の取組です。  去る2022年1月22日、「新年の風物詩『師崎左義長祭り』をお家から楽しむオンラインツアー」の収録現場にお邪魔して、取組の模様を「南知

〈事業レポート〉食と産地の魅力をオンライン体験会で伝える「にっぽん旅先ぐるめチャンネル」の取組

 コロナ禍で深刻なダメージを被る観光業界においても、オンラインでのコンテンツ展開が活性化しています。今回、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「オンライン技術を活用した『日本全国の美味しい体験』プラットフォーム構築による来訪意欲促進実証事業」もその1つです。  事業を運営する「にっぽん旅先グルメプロジェクト」の代表団体は株式会社ぐるなび。同社では一昨年からオンラインコンテンツ予約サイト『ぐるたび』を通して、“食”を切り口としたさまざま

〈事業レポート〉ポップカルチャーを活用して関係人口拡大を目指す鳥取県倉吉市の取組

 江戸から明治にかけての文化を色濃く残す一方で、近年はアニメツーリズム等ポップカルチャーを生かした観光促進を進めている鳥取県倉吉市。  今回、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「現代版『里見八犬伝』倉吉のまちを巡るバーチャルオンラインツアー」では、地域にゆかりを持つ「南総里見八犬伝」を元にしたオリジナルストーリーを描き起こし、新たな観光コンテンツにする取組が進められています。  記録的な大雪に見舞われた年の瀬のある日、バーチャルオ

〈事業レポート〉バーチャルで体感する味園ユニバースビルの文化と歴史

 大型キャバレー「ユニバース」をはじめ、多彩な店舗を収容する複合商業ビルとして、高度成長期からにぎわいを見せてきた味園ユニバースビル。「ユニバース」は現在、その跡地が多目的ホールとして活用されるなど、令和の時代となった今も大阪ミナミ・千日前エリアのディープスポットとして注目されています。  現在、その味園ユニバースビルを観光資源として活用しようと取り組んでいるのが、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」の採択事業の1つ「高度経済成長の象徴・大阪『味

〈事業レポート〉美味しさ満点!秋の青森の魅力を発信するオンライン体験イベント開催

 四季折々の美しい景色に、伝統的な催事。多くの観光資源を持つ青森県もまた、コロナ禍で観光産業が厳しい状況です。また、観光客だけでなく、県外在住の青森出身者の帰省もままならない状況が続いています。  そこでオンラインを通して青森の魅力や文化を発信しようと取り組んでいるのが、観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「青森の夏・秋・冬の多彩な魅力を発信・交流するオンライン体験イベント事業」です。  夏のねぶた、秋の収穫祭と、既に2度の配信

〈事業レポート〉愛媛の魅力を360°映像で生配信! クラフトビールツーリズムの取組

 愛媛県をクラフトビールの新たな聖地に――。そんなコンセプトを掲げて、県内のブルワリーを絡めたツーリズムを展開しているのが、観光庁主導の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「愛媛クラフトビールツーリズム」事業です。  地域の産品を生かしたオリジナルのクラフトビールを軸に、観光需要を掘り起こそうというこの取組。単なるオンライン配信だけでなく、簡易型VRスコープ「ハコスコ」を活用することで、ローカルの魅力と最先端技術を融合させているのが大きな特徴です

〈事業レポート〉分身ロボット「OriHime」を介して大盛り上がり! 高知県バリアフリーアドベンチャーツアー

 10月中旬、かねてよりバリアフリー観光を積極的に推進してきた高知県で、遠隔操作できる分身ロボット「OriHime」を用いたオンラインツアーが実施されました。  高知市の特別支援学校と室戸市の室戸ドルフィンセンターをオンラインでつないで実施されたこのオンラインツアーは、観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「~オンライン分身ロボット『OriHime(オリヒメ)』で旅をあきらめない~高知バリアフリーアドベンチャーツアープロジェクト」の

〈事業レポート〉RPG「たかやまくえすと」で高山市を遊び尽くせ!

 岐阜県高山市では現在、観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「魅力再発見PROJECT たかやまくえすと ~そして今くるさ~」事業を展開中です。 ※アプリのダウンロードはこちら>>>  重要伝統的建造物群保存地区に指定される通称「古い町並」を中心に、通年多くの観光客が訪れる高山市ですが、その周辺地域までいかに誘客するかが長らく課題とされてきました。  そこで、高山市の町並をモチーフとした架空の世界を舞台とするRPG「たかやまく

〈事業レポート〉お座敷遊びで芸者さんと大盛り上がり! 奥浅草オンラインツアーの取組

 先日、観光庁が主導する「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択された「浅草芸者とめぐる東京下町とお座敷遊び体験オンラインツアー」の初回ツアーが開催されました。  東京の下町、奥浅草エリアに脈々と根付く「花街」の文化を、オンラインで体験できるこのツアー。古くからの常連客も、初めて芸者さんとふれあう人も、大きな盛り上がりを見せました。  かねてより深刻な後継者不足の問題を抱え、また、コロナ禍でインバウンド観光客が激減したことなどから、衰退が危惧されている浅