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開発5事業 事業レポートまとめ

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観光庁が主導する「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」に採択された"事業レポート"記事をまとめています。
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#DX

観光DX成果報告会まとめ――デジタル技術を活用した理想の観光業のあり方を目指して

 長期化するコロナ禍の影響により、観光業界はまだまだ厳しい状況に置かれています。そこで観光庁では、次の時代を見据えて各地の観光事業を盛り上げていくために、観光×DXの取組を進めています。 具体的に令和3年度は、「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」を5事業、そして「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」を12事業、計17の実証事業を行い、新たな観光モデルの構築や観光地経営の改善に取り組んできました。  こ

〈事業レポート〉「XR×オープントップバス」でみなとみらいに仮想世界が出現!

 VRゴーグルを装着しながらオープントップバスで横浜・みなとみらいエリアを周遊する「KEIKYU OPEN TOP BUS -YOKOHAMA- NAKED XR TOUR」が、2021年12月18日から2022年1月16日まで実施され、大きな反響を呼びました。  これは観光庁が主導する「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」に採択された「XR技術(※1)を用いた屋外周遊型XRテーマパーク開発事業」の取組です。  みなとみ

〈事業レポート〉DXにより新たなスポーツツーリズムを目指す鹿島アントラーズの取組

 1試合平均、約2万人(2019年度)の来場客数を誇る鹿島アントラーズ。ところが、そのアントラーズの本拠地を擁する鹿嶋市のほか、周辺の潮来市・神栖市・行方市・鉾田市からなる通称「鹿行(ろっこう)地域」では、訪れる人々の短い地域滞在時間、低い観光消費額が課題とされてきました。  そこで鹿島アントラーズのファン・サポーターを周辺エリアに誘客することで、地域の観光産業を活性化させようというのが、観光庁が主導する「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジ

〈事業レポート〉「仮想空間+通訳ガイド」で外国人観光客を姫路にご案内!

 コロナ禍で激減してしまった外国人観光客。それにより大きな打撃を受けたのは、飲食業や宿泊業だけでなく、通訳ガイドの皆さんもまた同様です。  そこで、仮想空間に通訳ガイドの活動の場を移し、アフターコロナを見据えて海外の訪日旅行予定者に地域の魅力をアピールしようと取り組んでいるのが、観光庁が主導する「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」に採択された「次世代型ガイド価値拡張プラットフォーム事業」です。  実証事業を終え、今後の

〈事業レポート〉自動運転とxR技術を活用した2つのライド型アトラクションを体験

 自動運転とxRの技術で、八幡東田エリアをテーマパークに――。昨年から今年にかけ、そんな先進デジタルアトラクションを中心とする実証実験が北九州で実施されました。  これは観光庁が主導する「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」の1つ「5G・自動運転・xRが創る『どこでもテーマパーク』」事業での取組です。  豊富な観光コンテンツを擁しながら、近年は集客に悩まされていた八幡東田エリア。今回の取組は、観光産業の活性化を目指すカギ

〈事業レポート〉顔認証+周遊eチケット「富士五湖顔認証デジタルパス」で、富士五湖エリアを手ぶらで周遊!

 生体認証技術の進化は著しく、今日では日常のさまざまな場面で指紋認証や顔認証の技術にふれることができます。こうした技術を一歩進め、地域の周遊観光に活用しようという取組「顔認証と周遊eチケットを融合した手ぶら観光の実現」事業が富士五湖エリアで進められています。  これは観光庁が主導する「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」に採択された実証事業の1つ。DXによって各スポットと交通機関を繋ぐ、新しい観光地の姿を探るため、富士五湖